チック・コリアとジョン・マクラフリンの共演というのは、非常に興味深いCDです。
この2人の共演は、CD帯にはマイルス・デイビス・バンド以来40年ぶりと誤っていますが、近いところではミロスラフ・ヴィトウスのECM盤(2003年)や、マクラフリンのモントルーBox内の1枚(1981年)など、その他でも幾つもありますので、そんなに希少という訳ではありません。
しかし、この2人の共演となると、希少性なんかよりも、むしろその音楽がどの方向でまたどのレヴェルで結実するのか、非常に興味深いということには変わりありません。
演奏は期待通り、「凄い」の一言。
コリア、マクラフリンのインタープレイが炸裂しています。
1曲の演奏時間が長いので両者のソロをタップリと聞かせてくれます。
演奏するフォーマットもエレクトリックあり、アコースティックありと多彩です。
また選曲も偏らず、マクラフリン、コリアのそれぞれのオリジナル、JAZZのスタンダード、そしてマイルス・デイビス・バンド時代の曲と、ファンの望む形が全て網羅されています。
そしてサポート陣も良く健闘していて、特にビニー・カリウタのドラム・ワークも非常に素晴らしいので聴き所です。そういやカリウタはジェフ・ベックのLIVEも凄かったので、ここのところの活躍が目に付きますね。
そして極めつけはハービー・ハンコックも加わり、マイルス・デイビス時代のイン・ア・サイレントウェイ・・・そこまでやってくれるのかと嬉しくなります。
この曲は作曲者であり、昨年亡くなったジョー・ザヴィヌルへの追悼という意味もあるので、感慨深いものもあります。
演奏時間が長いのですが、演奏が白熱し、どの曲もハイライトという感じで飽きが来ません。
非常に聴き応えのあるライブ作品です。
# 何年かしたら、こんな共演があったのだと伝説になるでしょう。(TKO)
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Slow
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Speedy
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Light
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Heavy
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Mellow
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Hard
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Lyrical
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Cool
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Melodious
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Out of melody/code
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Conservative
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Progressive/Tricky
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Ensemble
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Interplay
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