Chuck Loeb 「Between 2 Worlds」 ユニバーサルミュージック/Heads Up (UCCT-1211) 2009 - Japan  


Chuck Loeb(Guitar), Pat Bergeson(Harmonica), Till Bronner(Tp), David Charles(Perc), Carmen Cuesta(Vocals), Brian Culbertson(Tb), Nathan Eklund(Tb,Tp), Wolfgang Haffner(Drums), Dieter Ilg(Bass), Bashiri Johnson(Perc), Will Lee(Bass), Eric Marienthal(Flute,Sax), Gerald Veasley(Bass), Dave Weckl(Drums)
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

ギタリスト、チャック・ローブのHeads Up移籍後第2作目にあたるアルバム。
1曲目のブライアン・カルバートソンのトロンボーンとマリエンサルのサックスのホーン・セクションをフィーチャーした「Let's Go」のファンキーなリズムから従来のスムース・ジャズ路線とは一線を画したサウンドであることがわかる。

2曲目のウィル・リーをフィーチャーした「Hiram」(もちろんあのハイラムへのトリビュート・ソングだろう)や夫人のカーメン・クエスタが歌うボサノバ・タッチの「So Tinha De Que Ser Com Voce」などのメロディアスな曲は従来のスムースな路線と言えなくもないが、それでも何かもっとサウンドに芯があるのを感じることができる。

多くの曲が結構分厚いサウンドなのでちょっと聴いただけでは気がつかないのだが、実は全曲キーボード奏者は入っておらず、ギター・トリオを基本にしてゲスト・ミュージシャンを加えた編成になっている。

アルバムの後半に演奏されるギター・トリオでの3曲ほどはもっと硬派な演奏に徹していて、ギタリスト、チャック・ローブを堪能できて楽しめる。

久々にチャック・ローブのシリアスなサウンドが聴けるアルバムである。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay