Pat Metheny & Anna Maria Jopek 「Upojenie」Nonsuch(511496-2) 2002/2008 - U.S.A.  
Pat Metheny(Guitars), Anna Maria Jopek(Vocals,Fender Rhodes), Mino Cinelu(Perc), Krzysztof Bzowka(Violin, Concert Master), Robert Dabrowski(Violin), Artur Gadzala(Violin), Patrycja Jopek(Violin), Dariusz Kisielinski(Viola), Jozef Kolinek(Violin), Cezary Konrad(Drums), Wojciech Kowalewski(Perc), Robert Kubiszyn(Double Bass), Bernard Maseli(Vibe), Henryk Miskiewicz(Sax), Leszek Mozdzer(Piano), Jerzy Muranty(Cello), Marek Napiorkowski(Guitar), Piotr Nazaruk(Flute, Perc,Voices), Dulcimer(Perc), Janusz Olechowski(Cello), Darek Oleszkiewicz(Bass), Marcin Pospieszalski(Guitar, Programming), Katarzyna Gilewska Zagrodzinska(Violin), Pawel Zarecki(Perc,KB), Wlodzimierz Zurawski(Viola)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ●歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ワールド系

パット・メセニーとポーランドの女性シンガー、アナ・マリア・ヨペックの2002年のコラボ盤に3曲のボーナストラックが加えられてNonsuchよりアメリカ盤がリリースされた。

ピカソギターとヴォーカルのデュオから始まるこのアルバムは「Letter From Home」,「So May It Secretly Begin」,「Are You Going With Me?」,「Always and Forever」,「Another Life」,「Farmer's Trust」と言ったメセニーの過去のナンバーとオリジナルの曲がアレンジされ、ポーランド語のヴォーカルがのせられて演奏されている。

メセニーはピカソ・ギターの他、バリトン・ギター、ギター・シンセなどを駆使しながら全面的に参加して、無国籍な雰囲気のヴォーカルをのせメセニー・ワールがを展開されていく。

ヨペックのヴォーカルはあるときはボサノバっぽく聴こえたり、あるときはアジア系の色彩感があったりといろいろな表情を見せながら、ゆったりとした落ち着いた雰囲気を醸し出していて、リラックスして聴くことができる。
ちなみに3曲目に収録されているメセニーとヨペックのデュオで演奏される「Biel」という曲の歌詞は平安時代の歌人、和泉式部の歌から影響を受けたとクレジットされている。(クレジットは俳句となっているがおそらく短歌の間違いだろう。)

ボーナストラックとして追加されているのはスタジオ録音されたボーランドのクリスマス・ソングが1曲、ライブ・テイクは2曲でいずれも既収録曲とは別の曲である。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay