Gordon Goodwin's Big Phat Band 「Act Your Age」Immergent(281147-2) 2008 - U.S.A.  


Gordon Goodwin(Piano,Arranger,Sax), Wayne Bergeron(Trumpet), Bernie Dresel(Drums), Jeff Driskill(Clarinet, Flute, Sax), Brad Dutz(Perc,Vibe), Dan Fornero(Trumpet), Grant Geissman(Guitar), Alexander Iles(Trombone), Sal Lozano(Flute, Piccolo, Sax), Eric Marienthal(Flute, Sax), Andy Martin(Trombone), Jay Mason(Clarinet Sax), Charlie Morillas(Trombone), Dan Savant(Trumpet), Brian Scanlon(Clarinet, Flute, Sax), Andrew Synowiec(Guitar), Francisco Torres(Trombone), Craig Ware(Trombone)
Guest : Patti Austin(Vocals), Art Tatum(Piano), Lee Ritenour(Guitar, Producer), Dave Grusin(Piano), Nathan East(Bass), Chick Corea(Piano)
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ●JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ビッグバンド系

最近WDR Big Band, Metropole Orchestra,Bob Mitzer Big Bandなど大編成のビッグバンド物のCDを聴く機会が多いのだが、一言でビッグ・バンドと言ってもサウンドは多彩でいろいろな個性がある。
このLAを拠点に活動しているゴードン・グッドウィン率いるビッグ・ファット・バンドはまさにLAフュージョンをビッグ・バンドにしてしまったようなサウンドで明るく楽しくノリがよい。
リー・リトナーがプロデューサーを務めるこのビッグ・ファット・バンドの最新作はエリック・マリエンサルをメインのソロイストにフィーチャーしながら、数曲でゲストを迎える構成になっている。

EW&Fのヒット曲「September」ではパティ・オースティンがヴォーカルを取り、リトナーがギターソロを取るいうちょっと意外は曲とミュージシャンの組合せがおもしろい。

またチック・コリアの「Senor Mouse」ではチック本人が長尺のピアノ・ソロを取っている。

アート・テイタムの1949年のピアノを元に編集でビッグ・バンドとミックスして新しいサウンドに仕立て上げるというような試みもしている。

そしてなんと言っても切れ味のいいホーン・セクションがファンキーなリズムにのってグイグイと押してくるようなサウンドは聴いていて心地よい。

ボーナスDVDがついていて、3曲ほどのライブ映像とCD全曲の5.1ドルビー・デジタルでのサラウンド・ミックスの音声などが収録されている。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay