Special Session featuring Shuichi "Ponta" Murakami 「Tokyo Fusion Night」ユニバーサルミュージック(UPCY6493) 1978/2008 - Japan  
村上ポンタ秀一(drums), 中村哲(sax), 鳴瀬喜博(bass), 野呂一生(g), 難波弘之(kb), 大村憲司(g), 松原正樹(g), 小林泉美(kb), ペッカー橋田(perc), 細野晴臣(steel drums), 斉藤ノブ(perc), マック清水(perc), 和田アキラ(g), ホーン・スペクトラム(horns), 粉川忠範(tb), 吉田敏幸(tb)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●LA系

1978年7月4日渋谷のエピキュラス・ホールでのライブ録音されたアルバムの初CD化である。

このセッション・ライブの中心となるのはポンタ、そして収録されている全5曲に参加している他のコアとなるメンバーは中村哲, 鳴瀬喜博, 野呂一生, 難波弘之で、他のミュージシャンは曲によって入れ替わっている。この時点では野呂はカシオペア・デビュー前という時代である。

1曲目はデイブ・グルーシンの「Captain Calibu」、2曲目はラルフ・マクドナルドの曲とカバーが続き、後はポンタのオリジナル、中村哲のオリジナル、峰厚介のナンバーと計5曲が収録されており、アレンジはホーン・スペクトラムの中村が手掛けているようだ。
「Captain Calibu」をやっていて全体にサックスがテーマを取っている曲が続き、ギターがカッティングでリズムを終始刻んでいるので、リー・リトナーのジェントルソウツを連想させるようなサウンドだ。
4曲目では野呂と和田アキラの掛け合いなどという珍しいものも聴ける。

盛りだくさんのアルバムなのだが、よくを言えばゲスト・ミュージシャンが多すぎて各人のソロがたっぷりと聴けないことだろうか。
またギター・ソロのバランスがもう少し大きくてもよかったのにと思う部分もある。

ライナーノートの最後に難波が「収録されなかった部分の音も残っているんでしょうか?いつか未発表曲発見!なんてことになったら楽しいんですがね。」と書いているのだが、まさにその通りと思わせる音源だ。

正直なところ筆者はこのアルバムの存在さえも知らなかったのだが、かなりのレア盤の復刻CD化と言っていいだろう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay