David T. Walker 「Thoughts」ユニバーサルミュージック(UPCH20113) 2008 - Japan  


David T. Walker(g), Ndugu Chancler(drums), Clarence McDonald(kb), Byron Miller(bass), Jeff Colella(kb), Kenny Elliot(drums), Curtis Robertson(bass), Lenny Castro(perc), Wah Wah Watson(g), Jerry Peters(kb), Al McKay(g)
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ●R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●デヴィッド・T系

長年セッション・ギタリストとして活躍してきたデヴィッド・T.ウォーカーの久々のリーダー・アルバム。
1995年のバート・バカラックのカバー作「Beloved」以来というから実に13年振りということになる。

オリジナル3曲にカバー9曲という構成で、カバーはラブ・アンリミテッド・オーケストラ、マーヴィン・ゲイ、スティーヴィー・ワンダー、スタイリスティックス、ハロルド・メルヴィンなどソウル系の曲が中心で、デヴィッド・Tが参加していたこともあるクルセイダーズの「Street Life」も取り上げている。
アレンジはシンプルでデヴィッド・Tがあの個性的なギターで歌うようにメロディーラインを弾いている。

リズム陣はクルセイダーズ人脈のベースのバイロン・ミラー、ドラムスのンドゥグ・チャンスラーが粘っこいリズムでいい味を出している。

また録音がなかかな良くてデヴィッド・Tの太く粘りのある素朴なギターの音色が細かいニュアンスまではっきりと伝わってきて、CDを聴いていてギターにのめりこむことができるのが嬉しい。

今年67歳にて円熟のサウンド、そしてOne And Onlyのギター・サウンドでまだまだ健在振りを見せ付けてくれるアルバムである。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                       Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay