Tiffany 「Amazing Grace」Eighty-Eight's/Village Music(VRCL18842) 2008 - Japan(CD/SACD Hybrid)  


Tiffany(vocal), 小曽根真(piano), 秋田慎治(piano), 海野雅威(piano), 椎名豊(piano), 中島弘恵(piano), 井上陽介(bass), バカボン鈴木(bass), 元川悠平(bass), 伊東里栄子(bass), トミー・キャンベル(drums), 広瀬潤次(drums), 安永春美(drums), 小沼ようすけ(g), 井上信平(fl), 右近茂(sax)
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ●歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

あまりこのサイトで取り上げることがない正統派女性ジャズ・ヴォーカリスト、ティファニーのアルバム。
1曲目の「五木の子守唄」は少々ひねってあるが、後はオーソドックスなジャズ・ヴォーカル・アルバムである。
小曽根真が2曲、小沼ようすけが2曲に参加している。

では何故このアルバムをここで取り上げたかというと、音が驚くほどよいのである。
1曲目のヴォーカルの出だしからティファニーのヴォーカルがなんとも言えぬ生々しさと残響感を持って聴こえてきて、それだけで音に引きこまれてしまう。
アルバムを通してその感覚は持続し、いつもはあまり聴かないジャンルのジャズ・ヴォーカルものなのだが、心地よい気分で一気に最後まで聴いてしまった。

このアルバムはSACDハイブリッドで、ソニーが開発した技術でレーベル面に特殊インクレーベルコートを施して音質向上を目指した<音匠仕様>というディスクになっている。
もちろん高音質というのは録音、マスタリングからくる所が大きく、通常盤と比較試聴したわけではないのでこの<音匠仕様>がどこまで高音質に貢献しているのかは、検証できないが、このアルバムが録音、マスタリング、プレスのパッケージとしてオーディオ的に極めて高音質に仕上がっているのは間違いないだろう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                       Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay