ベタなスタンダードの選曲、平凡なテーマに素直なヴォイシング、そして極めつけに変なリズムのアレンジ。
変態系アレンジではお馴染みのJunky Funkのニュー・アルバムは前作に続いてスタンダード集だが、変さは前作よりもパワーアップしている。
20ビートの「Cantaloupe Island」, 28ビートラテンの「All The Things You Are」, 20ビートや28ビートが入り乱れる「Chicken」, 17拍子の「Watermelon Man」など解説に書いてあるからこそわかるものの筆者の耳ではどれも拍子が数えられないものばかりだが、微妙にためたりこけたりするように聴こえるリズムは気持ち悪いような、いいような何とも微妙な世界だ。
メロディやコードはフツーなだけにそのコントラストはコミカルにさえ聴こえる。
そしてメンバー各人のソロもふんだんにフィーチャーされているが、何故かバックには鳥の声や水の音が.....
でもコルトレーン、ブレッカーの系譜を引くような音川のサックスはまじめに凄いし、こんな訳の分からないリズムを普通に弾きこなしているリズム陣もいつもながらに感心してしまう。
リズムオタクの方、フツーのジャズでは物足りない方にはお薦めのアルバム。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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