スムース界のスーパー・グループ、フォープレイの通算11作目のアルバム。Heads Up移籍の第1作でもある。
早いもので1990年結成というからもう18年が経つことになる。
ギタリストがリー・リトナーからラリー・カールトンに代わってから数えても、もう10年という年月を経ている。
このアルバムのサウンドの軸となっているのは、もうファンにはお馴染みの上質なシルクのようなボブ・ジェームス節が聴かれるフォープレイ・サウンドだ。
最近注目の女性ヴォーカリスト(かつベーシストでもある)エスペランサをゲストとして迎えた「Prelude for Lovers」もヴォーカルの存在感を主張したまましっかりとフォープレイ・サウンドに溶け込んでいる。
その上でファンの期待通りのサウンドにスパイスのように微妙に変化を付けてきている。
例えば9曲目「Comfort Zone」でのラリー・カールトンのブルージーでファンキーなリフは、カールトンのクルセーダーズ時代を思い起こさせるし、10曲目の「Sebastian」ではバロック調のピアノが印象的だ。
まさに全体としてはベテラン・グループの王道を行く作品といってよいだろう。
日本盤にはボーナス・トラック「Blues On The Moon」が1曲追加されている。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
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Interplay |
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