George Duke 「Dukey Treats」ユニバーサルミュージック(UCCT-1204) 2008 - Japan  
George Duke(kb), Teena Marie(vo), Sheila E.(perc), Everette Harp(sax), Rachele Farrel(vo), Howard Heweit(vo), Leon Ndugu Chanceler(drums), Christian McBride(bass), Byron Miller(bass), Wayman Tisdale(bass), Larry Kimpel(bass), Vinnie Coliuta(drums), Wah Wah Watson(g), Larry Williams(sax), Michael Patches Stewart(tp), Jonathan Butler(vo) etc.

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ●ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ファンク系

ジョージ・デュークの最新作は原点に回帰したかのようなファンク作品になっている。

1曲目からクラビにギターのカッティング、ホーン・セクション、シンプルなコーラスと合いの手が絡み合う70年代のようなファンク・サウンドがカッコいい。

タイトル曲の「Dukey Treats」はちょっとゆったりとしたテンポのクラシックなファンク・ナンバーで、バイロン・ミラーのオートワウを効かせたベースがフィーチャーされているのが昔懐かしいサウンドだ。

また間に挟まれている何曲かのバラード・ナンバーはそのままその昔のディスコのチーク・タイムに使えてしまいそうな甘さも持っている。

アルバムは終盤で少し赴きを変えて、難民問題を題材にした「Sudan」というシリアスな曲が歌われたかと思うと、まるでアース・ウィンド&ファイアのようなホーンとコーラスのアレンジがされた「Are You Ready」と続き、そして16ビートの疾走感溢れるインストのフュージョン・ナンバーで幕を閉じる。

ファンキーなサウンドが好きな人にはかなりお薦めなアルバム。
ショルダー・キーボードを模ったチョコレートを手にしたジョージ・デュークのジャケ写もお茶目だ。
また日本盤にはボーナス・トラック「Come To Me」が1曲追加されている。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay