W.I.N.S. 「A Sound Lump」ZIZO(SHCZ-0039) 2008 - Japan  
和田アキラ(g)、永井敏己(bass)、石黒彰(kb)、菅沼孝三(drums)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ●ロック系        ○その他

日本を代表する超絶技巧派フュージョン・ユニットW.I.N.S.のライブ盤が届いた。
1995年から1996年にかけての京都、名古屋、東京の3箇所でのライブから選りすぐられた音源は和田本人が死蔵させておくのはあまりに惜しいとしてリリースされただけあって、W.I.N.S.の魅力を余すことなく伝える出来になっている。

高速ギターの和田、手数王の菅沼と並んだバンドだけに多くの曲で複雑な楽曲が驚くほど軽快なスピード感を持って目まぐるしく展開していく。
極めつけと言えるナンバーは「Dance of the Harlequin」で目くるめくような演奏がこれでもかというほど存分に味わえる。

また「Alchemic Voice」ではPrismではあまり聴くことができないジェフ・ベックを髣髴させるようなブルースロック色の強い表情豊かな和田のギターが楽しめるのも魅力だ。

ちなみにサブ・タイトルに「Official Bootleg」とあるのはリーダーである和田アキラがDATに録音したものが元になっているからのようだが、音質は十分に正規盤級である。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay