Jim Beard with Vince Mendoza & Metropole Orchestra 「Revolutions」Intuition(INT34182) 2008 - Germany(CD/SACD Hybrid)  
Jim Beard(kb), Bob Malach(sax), Ruud Breuls(trumpet), Jon Herrington(g), Bill Evans(s.sax), Paul van der Feen(s.sax), Baat van Lier(tb), Leon Jansseen(t.sax), Vince Mendoza(conducter), Metropole Orchestra

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ビッグ・バンド/オーケストラ系

独自のサウンド・カラーを持ったキーボード奏者のジム・ベアードの最新作はオランダのメトロポール・オーケストラとの共演盤。
ベアードの過去の作品からの曲をヴィンス・メンドーサが中心となってオーケストラ・アレンジを手掛けている。
2007年に録音されたものが中心だが、3曲だけは2005年にラジオのオンエア用に録音されたものが加えられている。

元々がベアードの楽曲は彼のキーボードによる独特のカラーを持った一人オーケストレーションという色合いが強いが、このアルバムでは大編成の生のオーケストラによってその独特のカラー、サウンドがより緻密に分厚い音で見事に再構築されている。
ちょっとクセのあるベアードのサウンドが好きな筆者にはたまらない音の仕上りだ。

メトロポール・オーケストラは過去にもブレッカー・ブラザーズやパット・メセニーとも共演しているが、大編成のオーケストラとのマッチングのよさとアレンジの妙という点ではこのベアードの作品に軍杯があがるといってよいだろう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay