Jon Herrington 「Pulse And Cadence」esc records(ESC03726-2) 1993/2008 - Germany  
Jon Herrington(g,mandolin,vo), Jim Beard(kb), Ralph Bowen(sax), Michael Mossman(tb), Victor Bailey(bass), Peter Erskine(drums), Arto Tuncboyaciyan(perc), Leno Gomez(flute,clarinet)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

最近はスティーリー・ダンのギタリストとして活躍するジョン・ヘリントンの1993年の初リーダー作「The Complete Rhyming Dictionary」から実に15年振り2枚目のインストでの新作かと思っていたらすっかり騙されました。
内容は「The Complete Rhyming Dictionary」の再発です。
アルバム・タイトルやジャケットが変えられて再発ということはたまにありますが、同じ曲が同じ曲順で収録されているのに曲名が全て変えられているなどというのは初めて見ました。何なんでしょこれ?

内容は全曲がオリジナル作で固められており、ギタリストというよりもホーン・プレイヤーのフレーズを連想させるようなテーマの曲が続いているのが印象的だ。
どの曲でもフュージョン、ブルース、アメリカン・ロックとへリントンの多彩なバック・グラウンドをスタイルが堪能できる。
一部の曲ではヘリントンの盟友ともいうべきキーボードで参加のジム・ベアードの色も濃くでている。

派手さはないのだが、なかなか味のあるアルバムなので、既に廃盤になっている「The Complete Rhyming Dictionary」を聴いたことない人にはよいアルバムでしょう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay