Arif Mardin「Journey」Wounded Bird Records(WOU661) 1975/2008 - U.S.A.  
Arif Mardin(Perc,Piano,Arrange,Produce), Pepper Adams (B.Sax), Kenneth Bichel(kb), Alex Blake(Bass), Phil Bodner (Oboe, A.Sax, Woodwind), Michael Brecker (T.Sax), Randy Brecker(Trumpet), Barnett Brown(Trombone), Garnett Brown(Trombone), James Buffington(French Horn), Gary Burton(Vibe), Don Butterfield(Tuba), Ron Carter(Bass), Billy Cobham(Drums), Mel Davis(Trumpet), George Devens(Perc), Urszula Dudziak(Vocals), Cornell Dupree(Guitar). Gordon Edwards(Bass). Joe Farrell(Sax), Jerry Friedman(Guitar), Armen Halburian(Perc), Hubert Laws(Flute), Milcho Leviev(kb), Tony Levin(Bass), Ralph MacDonald(Perc), David "Fathead" Newman(A. Sax), Gene Orloff(Violin), Romeo Penque(B.Sax), Seldon Powell(T.Sax). Bernard "Pretty" Purdie(Drums), Pat Rebillot(kb), George Ricci(Cello), Billy Slapin(Woodwind), Todd Sommer(Perc), David Spinozza(Guitar), Marvin Stamm(Trumpet), Tony Studd(Trombone), Grady Tate(Drums), Richard Tee (E.Piano), Michal Urbaniak(Violin), Frank Wess (A.Sax) 

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系  　      ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系（□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系）           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ＮＹ系

アリフ・マーディンと言えばミュージシャンとしてよりもアトランティック・レコードで、アレサ・フランクリン、アヴェレージ・ホワイト・バンド、チャカ・カーンなどを手掛けたことで知られるプロデューサーである。
そのA.マーディンが自己名義で70年代に残したアルバムが再発ＣＤ化された。

オープニングはスタッフのようなリズムセクション(G.エドワーズ、R.ティー、C.デュプリー、B.バーディー)にブレッカー・ブラザーズらのホーンがのっかりマイケルがソロを取る曲から幕を開ける。
組曲のような構成になっているのだが、そのパートごとにメンバーがごっそり入れ替わる豪華な作りだ。
リズム隊だけをみても上述のG.エドワーズＸB.バーディー　→　T.レヴィンＸS.ガッド　→　R.カーターＸG.テイトと替わっていく。R.カーターＸG.テイトも意外なほどファンキーなノリを出している。
アルバム後半にはA.ブレイクＸB.コブハムという組合せも登場する。

またヒューバート・ローズのフルートやマイケル・ウルバニアクのヴァイオリンではちょっとクラシックっぽいスパイスも効かされていて、ヴァラエティーに富んだ曲調が並んでいる。

もっともアルバムを通して終始一貫して70年代ＮＹ系フュージョンの匂いがぷんぷんしてくるので、この手の音が好きな人は聴いてそんはないアルバムだ。 （橋　雅人）

　 　
Slow 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Speedy
Light 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Heavy
Mellow 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Hard
Lyrical 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Cool
Melodious 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Out of melody/code
Conservative 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Progressive/Tricky
Ensemble 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Interplay