ピンク・フロイドの金字塔「The Dark Side Of The Moon(狂気)」をジャズ・アレンジしてカバーしたアルバム。
メンバーはJ.レッドマンやノラ・ジョーンズのバンドで知られるオルガンのサム・ヤヘル、ボナのアルバムに参加していたドラムスのアリ・ホーニグ、Criss Crossから数枚のリーダー作をリリースしているテナー・サックスのシーマス・ブレイク、NYの55BarやSmallsで自己のバンドで活躍しているギタリスト、マイク・モレノとニューヨークで活動する生きのいい若手のミュージシャンが並んでいる。
内容は意外というか比較的フロイドの原作に忠実だ。
もちろんヴォーカルは入っていないのだが、原曲のメロディー・ラインはほぼそのままで、しかもピンク・フロイドな雰囲気も充分に醸し出したままジャズ化されている。
その中でサム・ヤヘルのスペース感のあるブルージーなオルガンがサウンド的には大きな位置を占めている。
「On The Run」のイントロのオルガンなどピンク・フロイドそのままの雰囲気だ。
またその上で演奏される各メンバーのソロも個性的かつ高レベルでなかなか楽しめる。
個人的にはサックスのシーマス・ブレイクの音色、フレーズが気に入った。
チェスキー・レコードの他のリリースと同様に教会でのオーバーダブなしの一発録音で、SACDハイブリッド盤なのでオーディオ的にも文句のない1枚だ。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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