Tom Scott「Cannon Re-Loaded」Concord Jazz(CCD30236) 2008 - U.S.A.  
Tom Scott(a.sax), Terrence Branchard(tp), George Duke(piano,e.piano), Marcus Miller(bass), Steve Gadd(drums), Larry Goldings(organ), Dave Carpenter(bass), Nancy Willson(vocals)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ●JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

トム・スコットの最新作は彼の若い頃のアイドルだったキャノンボール・アダレイへのトリビュート作。

テレンス・ブランチャードとの二管編成のフロントは思いのほかオーソドックスなジャズのアレンジを踏襲しているので、トム・スコットの作品としては思いのほかジャズ色が強く感じる。
2曲で参加のナンシー・ウィルソンのヴォーカルもジャズ色が強い。

彼の来日時のライブでも演奏されていた「Sack O' Woe」も取り上げれているが、ライブのときよりもジャズっぽいアレンジなっている。

一方、マーカス X ガッドを中心とするリズム隊は当然のごとく心地よいグルーヴを生み出して、フロントの伝統的なジャズ・サウンドとのコントラストを醸し出している。

またキャノンボールの十八番だった「Mercy Mercy Mercy」は去年他界した作曲者のジョー・ザヴィヌルへ捧げれている。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay