ブラスロックバンド、シカゴのキーボード奏者でありヴォーカリスト、ロバート・アルバムの最新ソロ・アルバム。70年代のシカゴの大ヒット曲「Saturday In The Park」でヴォーカルを取っていたのが彼だったと思う。
シカゴ自体が60年代からホーンを導入してジャズ的な要素を取り入れた先駆的なロックバンドだったが、ロバート・ラムはこのアルバムで小編成でボサノバに挑戦している。
オリジナルとジョビンなどのカバーを取り混ぜたこのアルバムはほとんどがアコースティック・ギター、ピアノと軽いパーカッションの上にロバートのリラックスしたヴォーカルが乗っているというサウンド。
全曲英語で歌われており、ボサノバでもポルトガル語でない分、AORっぽく聴こえるところがある。
Karizmaに参加していたラリー・クライマスがサックスで参加しているが、こちらもKarizmaのようなパワフルな演奏ではなく、リラックスしたサックスを聴かせている。
またアルバムの最後3曲はクラブ・ミックスが収録されているが、こちらもダンサブルではあるがリラックスした雰囲気は保ったままだ。
いいヴォーカルがゆったりと聴ける好作である。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
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Interplay |
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