Vince Mendoza 「Blauklang」Act Music(9465-2) 2008 - Germany  


Vince Mendoza(arrange,compose), Lars Danielsson(Bass), Christopher Dell(Vibe), Peter Erskine(Drums), Nguyen Le(Guitar), Claudio Puntin(Clarinet,Sax), Frank Sackenheim(Sax), Jon Sass(Tuba), Steffen Schorn(Clarinet,Sax), Arkady Shilkloper(French Horn), Markus Stockhausen(Trumpet), Ulla Van Daelen(Harp), String Quartet Red Urg4
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ●ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●クラシック系

アレンジャー、コンポーザーのヴィンス・メンドーサの最新作。
最近はジョニ・ミッチェル、ビョーク、ジェーン・モンハイトなどヴォーカル物のアレンジを多く手掛けているメンドーサだが、このアルバムは全編インストものだ。

ストリングス・カルテット、フレンチ・ホーンを含んだ15人編成というバンドは、ギル・ゴールドスタインがアレンジを手掛けた故マイケル・ブレッカーのクィンデクテットを連想させ、そのゴールドスタインの師であるギル・エヴァンスの「Blues For Pablo」、そしてマイルス・デイビスの「All Blues」を取り上げているが、アルバム全体のカラーはもっとヨーロッパ色が強く、クラシカルな印象だ。
メンドーサのオリジナル曲が中心に演奏されているが、曲によってある時はビーパッブ、まだ別の部分ではクラシックと揺れ動いているようだ。

全体にどちらかというと落ち着いたサウンドの中でエキゾチックなレのギターが好演していて、アクセントとなり耳に残る。

最後に拍手が聴こえライブ録音だということがわかるのだが、それまではライブということを全く意識させない緻密な音だ。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay