Ari Hoenig 「Bert's Plyaground」Dreyfus Jazz(FDW46050369192) 2008 - EU  
Ari Hoenig(drums), Chris Potter(t.sax), Will Vinson(a.sax), Jonathan Kreisberg(g), Gilad Hekselman(g), Matt Penman(b), Orlando LeFleming(g)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

クリス・ポッター、カート・ローゼンウィンクル、ジョシュア・レッドマンなどのバンドで活躍するドラマー、アリ・ホーニグの最新リーダー作。昨年リリースの「Inversations」に続き5枚目のアルバムとなる。

ジョナサン・クライスバーグとギラッド・ヘクセルマンの2人のギタリストを曲によってフィーチャーしたギター・トリオ編成がサウンドの核となり、曲によってクリス・ポッターもしくはウィル・ヴェンソンのサックス・プレイヤーが参加している。
演奏されている楽曲はホーニグのオリジナルが半分程度、あとはコルトレーン、モンク、ショーター、ガーシュウィンのナンバーなどだ。

ギター・トリオという比較的空間の多いフォーマットの中でホーニグのドラムスがたっぷりと堪能できるのだが、かと言ってドラムス一辺倒というわけでなく各プレイヤーの演奏がバランスよくフィーチャーされている。
ギターは全てクリア・トーンで演奏されておりコンテンポラリーなジャズが楽しめる。
また2曲で参加のイスラエル出身の若手ギタリスト、ギラッド・ヘクセルマンの2曲目「The Way You Look Tonight」での流れるようなスピード感溢れるソロは秀逸だ。

また3曲で参加のクリス・ポッターの存在感も大きい。

今、ニューヨークの第一線で演奏されているジャズが聴けるアルバムだ。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay