ピアニスト、ウィル・ブールウェアの最新作。
リズム陣は過去2作に続いてリチャード・ボナが全編でベースを弾いていて、ドラムスは今回からビリー・キルソンに替り、より切れ味が増している。
1曲目のスリリングなテーマのオリジナル曲「Slow Down」からこの作品のリズム陣の素晴らしさには感嘆してしまう。
ボナとキルソンのコンビネーションはスピード感、切れ味においては当代トップクラスのリズム隊と言って間違いないだろう。
オリジナルとスタンダードが半々程度に織り交ぜられたこのアルバムでは、スタンダード曲は、ブールウェアのメロディアスでポップなセンスが溢れていた聴きやすいアレンジになっているのだが、オリジナル曲ではちょっと冒険をしたコンテンポラリーなアレンジになっている。
3曲でゲスト参加しているテナーのエリック・アレキサンダーもブールウェアのポップなセンスにマッチしたわかり易い表現の演奏を聴かせてくれている。
全体にストレートに楽しめるブールウェアらしい作品と言えるだろう。
ボナのベースを聴きたいという人も満足できるアルバムだ。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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