Adam Rogers「Time and the Infinite」Criss Cross (Criss1286CD) 2007 - Holland  
Adam Rogers(guitar), Scott Colley(bass), Bill Stewart(drums)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

ギタリスト、アダム・ロジャーズの最新作は、彼のリーダー・アルバムとしては初のトリオ編成になっている。
また従来はオリジナルばかり演奏されていたが、今作はコール・ポーターに始まり、ガーシュウィンで閉めるという構成でオリジナルは9曲中、4曲にとどめられている。
その分、彼独特のゴリゴリとしたフレーズが若干薄められ、スタンダードなジャズ色が強くなっている。

アップテンポでのテンションの高いプレイは期待通りだが、トリオ編成を生かしてじっくりと聴かせようというゆったり目のスタンダード・ナンバーでの演奏も素晴らしく、ロジャースの別の面を見せてくれる。
特に4曲目「Young And Foolosh」で聴かせるアコースティック・ギターのフレーズは叙情的で美しく秀逸だ。

純粋にギタリストとしてのアダム・ロジャーズをじっくりと聴ける作品と言えるだろう。(橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay