Chuck Loeb「Presence」Heads Up (HUCD3117) 2006 - U.S.A.  
Till Bronner(Trumpet, Flugelhorn), Carl Carter(Bass), Christian Diener(A.Bass), Josh Dion(Perc,Drums), Brian Dunne(Drums), Mitchel Forman (String Arrangements), Wolfgang Haffner(Drums), Matt King(kb), Will Lee(Bass), Chuck Loeb(Guitar,KB, Program), Mike Ricchiuti(KB), Andy Snitzer(A.Sax)

  ○骨太いストレート系  ●明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●スムース系

チャック・ローブのHeads Up移籍第一弾のアルバム。
1曲目からスムース系の王道をいくような打ち込みリズムとウォルフガング・ハフナーのドラムスの絡んだ心地よいリズムをバックにローブのギターがオクターブ奏法でテーマを奏でていく。
続く2曲目ではスティーリー・ダンをカバーをするなど、全体としてはスムース系の基本を押さえたつくりだ。
中でも夫人のカーメン・クェスタがヴォーカルをとるラテン・フレイバーの曲が秀逸。

全体に耳あたりのよい曲が並ぶアルバムの中、「Mr.Martino」というタイトルのパット・マルティーノのことだと思われる曲だけは異色だ。
ここでは、トリッキーなテーマにクリーン・トーンでジャズ色の強いソロを弾きまくっていて、このギタリストがSteps AheadやMetroなどのメンバーだったことを思い出させてくれる。
こういう曲を聴くともっとローブのギターを前面にフィーチャーしてもよいのになあとも感じる。

また最後をしめるジェームス・テイラーのカバー曲「Shed A Little Light」のユニゾンを中心としたシンプルでゆったりとしたアレンジがなんとも新鮮に感じる。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay