ドラマー、ポール・モチアンの2006年12月のNYヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ盤。ピアノ・トリオにテナー・サックスとアルト・サックスが加わった編成。
ピアノを菊地雅章が弾いているのだが、そのピアノがかなりアブストラクトな演奏で、それがこのアルバム全体のカラーに大きく影響している。
アブストラクトといっても荒々しい演奏ではなく、どちらかというと叙情的なピアノを聴かせている。
ただ調性感が希薄な部分が随所にあって、その上で鳴るサックス2管のアンサンプルと独特のテンションを創り出しているし、2本のサックスがフリー・インプロビゼーションを始め、モチアンのリズムがビート感がなくなってしまう部分など、かなり彼方の方へ行ってしまったような演奏だ。
決して聴きやすいアルバムではないのだが、繰り返し聴いているとその都度新しい発見がある。
それに始めはよくわからなかったものがそのうち詩的に聴こえてくるのが面白い。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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