Miles DavisLIVE AT THE 1963 MONTEREY JAZZ FESTIVALMJF RECORDS(0888072303102)2007 - EU      Miles Davis Quintet - Miles Davis Quintet - Live At the 1963 Monterey Jazz Festival

 

Miles Davis(tp),George Coleman(ts),Herbie Hancock(p),Ron Carter(b),Tony Williams(ds)

 

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 

  R&B                 ○ブラック系                  ○歌物・NAC/AOR        

  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           

  ○ユーロ系            JAZZ          JAZZFUSIONの中間系   

 ○ブルース系          ○ロック系      ○ECM

マイルス・デイビスといえばFusionとして197080年代ということになりますが、遡ってJazz時代のものを聞く人も多いでしょう。

そのマイルスの未発表ライブがリリースされました。

本作はBootではなく、MJFMonterey Jazz FestivalRECORDSというUniversal Music Group Internationalの系列から出されたCDのようです。

これはシリーズものらしく、他にディジー・ガレスピー、セロニアス・モンクも同様の形態でリリースされています。

 

1963年のマイルス・バンドというと、ハンコック、トニーらが加入したばかりのクインテットですね。

この同じ面子では、「イン・ヨーロッパ」「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」「フォア&モア」があります。

このLIVEではマイ・ファニー〜までの深い叙情性まで至らず、フォア〜までの疾走もなく、ましてはその後の「プラグドニッケル」や「イン・ベルリン」のような過激性にもあたらない・・・・いわば先進途上なバンドの側面を捉えています。

その意味では「イン・ヨーロッパ」に限りなく近い演奏です。なんといってもイン・ヨーロッパの2ヵ月後、このメンバーになって4ヵ月後。

 

ただ、先進途上と書きましたが、それでもマイルス・バンドはよくまとまっていて充実した演奏が聞けます。

マイルスのトランペットも、こういった歴史あるJazz Fes.ならではの、キリっとしまった演奏が聴けます。

ジョージ・コールマンもまとまっていて、ジャジーでなかなか良いソロをとっています。

それにしてもハンコック、ロン、トニー・・・・聞き続けて長いので気になってなかったのですが、改めて聞くとこの疾走感!

Jazzのグループにおいて、4ビートながらにこんな疾走感のある演奏ができるのは、このリズム・セクションならではでないでしょうか。

その疾走間の要になっているのは、実はハンコック、トニーというよりも、ロンのベースにあるのでは?と考えているのですが・・・。

 

マイルスの死後に続々と未発表が出されて、中には内容的に疑問的なものもありますが、本作はなかなか満足できる1作です。

 

# マイルスの未発表アルバムで、LIVEものにははずしが無いようですね。(TKO)

 

 

Slow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Progressive/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Interplay