伊東たけし「Mellow Madness」Village Music (VRCL3046) 2007 - Japan  
伊東たけし(sax). 佐々木久美(Cho), 宮崎隆睦 (sax), 養父貴(g), 奥田健治(g), 川崎哲平(bass), 萓生昌樹(sax), 渡辺ファイヤー(sax), 米田裕也(sax), 武田和大(b.sax), 平田直樹(tp), 川埼淳一(tp), 上石統(tp), 茶谷将彦(tp), ハグレ雲永松(tb), 宮内岳太郎(tb), 望月誠人(tb), 西田幹(b.tb),池田達也(b)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●スムース系

T-Squareのフロント・プレイヤー、伊東の5年ぶりのソロ・アルバムはブラック・ミュージック中心のカバー集だ。
70年代フィラデルフィア・サウンドの雄スタイリスティックスのヒット曲で最近ではマーカス・ミラーのカバー・ヴァーションが記憶に新しい「People Make The World Go Around」で幕を開けるこのアルバムは全編を通してメローでスムース、そしてファンキーな雰囲気が溢れている。
「Me and Mrs. Jones」や「Marina」のようなバラード曲での伊東のサックスはよく歌っていて心地よい。

またアヴェレージ・ホワイト・バンドの大ヒット曲「Pick Up The Pieces」、最近亡くなったジョー・ザヴィヌル作曲の「Mercy Mercy Mercy」の2曲ではホーン・セクションを加えたビッグ・バンド・アレンジでファンキーで分厚いサウンもを聴くことができる。

よい選曲によいアレンジ、そしてよい演奏と万人が理屈抜きに楽しめるアルバムだろう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay