Mahavishnu Orchestra「Live at Montreux 1984 1974」Eagle Eye Media (EE39156-9) 2007 - Japan  
Disc 1 1984 : John McLaughlin(g), Bill Evans(sax,flute), Mitchell Foreman(kb), Jonas Hellborg(b), Danny Gottlieb(drums)
Disc 2 1974 : John McLaughlin(g), Bob Knapp(flute,perc), Steve Frankovitch(horn), Gayle Moran(kb,vocal), Jean-Luc Ponty(violin), Steve Kindler(violin), Carol Shive(violin), Marsha Westbrook(alto), Phillip Hirschi(cello), Ralphe Armstrong(bass), Michael Walden(drums)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○スムース系

ジョン・マクラフリン率いるマハヴィシュヌ・オーケストラの1984年及び1974年のモントルーのライブ映像を2枚組DVDに収録したもの。
いずれもマクラフリンの17枚組ボックスセット「Montruex Concerts」に音源としては収録されていたものだが、映像としては初出。特に1984年は非公式にも出回っていなかった映像と思われ貴重なものだ。
1984/1974年ともに古いものにも関わらず映像のクォリティーはなかなか高い。

Disc 1には1984年のライブが全曲収録されている。
「Adventure in Radioland」の頃のライブで、若かりし頃のジョナス・エルボーグの演奏が際立っている。
マクラフリンはシンクラヴィアのコントロールユニットを取り付けたギター・シンセを多用しており、音源を聴いていたときはミッチ・フォアマンのシンセ音だと思っていたのが、実はマクラフリンが弾いていたという部分が多々あったのは新しい発見。
この頃のマハヴィシュヌは70年代の演奏ほど一般に知られていないが、ハード・コア・フュージョンの王道を行くようなサウンドで、ここでも素晴らしい演奏を繰り広げている。

Disc 2は1974年のライブ映像が2曲約50分収録されているのに加えてボーナストラックとして同日の演奏が3曲、オーディオのみで収録されている。
ジャン・ルック・ポンティ、マイケル・ウォルデンを擁した時期のマハヴィシュヌでポンティの他にストリングスが4名、ホーンが2名という大編成だ。
マクラフリンはダブル・ネックのギターを持ち白装束でインドに傾倒しつつある雰囲気が感じられる。

日本盤もリリースされているが、輸入盤はリージョン・フリーで日本製DVDプレイヤーでも再生できるので値段を考えるとお買い得だ。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay