ベーシスト、ジョン・パティトゥッチの最新スタジオ録音盤。
GRPからデビューした当時はフュージョン路線だったが、最近のコンコードでの作品ではクラシックの影響を感じさせる渋い作品をリリースしてきていたパティトゥッチだが、この作品ではA.ロジャース、B.ブレイドとのギター・トリオを中心としたサウンドになっている。
ただ、このギター・トリオでも、いわゆる王道をいくジャズ・サウンドではなく、淡々と緻密に音を積み上げていくような部分にはクラシックの影響を感じさせる。
曲によってはサックスのクリス・ポッターを加えながらも全体に小編成で演奏されていてパティトゥッチをじっくりと楽しめるし、アダム・ロジャースとの絡みもなかなかよい。
クリス・ポッターも2曲だけの参加ながら、アルバムに色彩感を与えている。
またストリング・カルテットをバックにパティトゥッチがベースでメロディーラインを奏でる曲も3曲収録されていて、美しくかつ聴き応えがある。
地味なのだけれど、知的なサウンドに好感が持てるアルバムだ。
(橋 雅人)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Slow |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Speedy |
Light |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Heavy |
Mellow |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Hard |
Lyrical |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Cool |
Melodious |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Out of melody/code |
Conservative |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Progressive/Tricky |
Ensemble |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Interplay |
|