Jaco Pastorius「The Eerly Years Recordings」キング/Holiday Park Records (HP002) 2006 - Japan
Jaco Pastorius(bass), Tommy Strand & Upper Hand, Bob Herzog(drums), Billy Burke(organ), The CC Riders, Ira Sullivan(tp), Joe Diorio(g), Alex Darqui(ep), Steve Bagby(drums), Peter Graves Orchestra, Pat Metheny(g), Bob Moses(drums) etc.

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ●R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ファンク系

ジャコの所謂フロリダ時代の発掘音源集。 以前にリリースされていた2枚組の「Partrait Of Jaco」からの抜粋音源12曲と3曲の新音源から構成されている。 既発音源の12曲もナレーションがかぶっているのが取り除かれたり、フェイドアウト部分が延長されたりしているようだ。

今回追加された中でも1曲目に収録されているオルガントリオでの「Chiken」は貴重な音源だろう。1969年、ジャコが18歳の時の録音だが、この当時からジャコが卓越したグルーブ感を持っていたことがよくわかる演奏だ。

同じく新追加音源としてジャコの新たなオリジナル曲「Ballye De Nina」の13分にも及ぶライブ演奏も収録されている。

また「Partrait Of Jaco」でも収録されていた音源だが、デビューアルバム、「Jaco Pastorius」のためのデモ録音が3曲収録されている。この中の「Continuum」がWeather Report加入のきっかけになったとういエピソードも興味深い。

後期のジャコの発掘音源は数多く発売されているものの、クォリティーとしてはもうひとつのものが多いが、このように初期の発掘音源は珍しい上に、ジャコも生き生きと演奏しており、ジャコ・コレクターとしては必携のアルバムだろう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay