Grace Mahya「Just The Two Of Us」Village Music(VRCL11005) 2007 - Japan(CD/SACD Hybrid)  
グレース・マーヤ (vo), 笹路正徳(kb,arrange),河野啓三(kb,arrange),土方隆行(g),小沼ようすけ(g), 田中義人(g), バカボン鈴木 (b), 岡沢章 (b), 鳥越啓介 (b), 山木秀夫 (drums), 坂東慧 (drums), カルロス菅野 (perc), 宮崎隆睦 (sax,fl ), 鈴木央紹(t.sax), 佐々木史郎 (tp), 中川英二郎 (tb), 西脇辰弥 (har)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ●歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

女性ヴォーカリスト、グレース・マーヤのライブ・アルバムを挟んだ2枚目のスタジオ録音盤。
スタンダード・ナンバーを中心に歌っていた前2作とは違って今作ではタイトル・ナンバーのビル・ウィザースとラルフ・マクドナルドの作品、スティング、ロバータ・フラック、ジョー・サンプル、ジェームス・テイラーなど新しめのニュー・スタンダードと言えるような曲をカバーしている。
また今回は初めて書き下ろしのオリジナル曲を2曲取り上げているのも注目だろう。

グレース・マーヤのヴォーカルはルックスからちょっと想像できないハスキーな伸びのある声で、素直で聴きやすい歌いまわしは健在だ。

楽曲のアレンジは笹路正徳と河野啓三が約半分づつを受け持っている。
笹路アレンジでは自身がキーボードを担当するとともに土方隆行、山木秀夫と元マライヤ組が参加して、ソウルフルな雰囲気を醸し出している。
一方、河野アレンジの曲には坂東慧、宮崎隆睦というTスクェア人脈が参加し、爽やかなサウンドになっている。

録音のクォリティーも非常に高く、全編を通して気持ちよく聴けるアルバムだ。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay