Sergio Mendes「Timeless」Concord/Hear (CCD-2263-2) 2006 - U.S.A.  
Sergio Mendes(kb,vocal), Black Eyed Peas(rap), will.i.am(rap, vocal, progam, bass), Gracinha Leporace(vacal), Stevie Wonder(harmonica), Kleber Jorge(g), Gary Greenberg(drums), Mike Shapiro(bass,drums,perc), Tim Izo(sax), Steve Tavaglione(sax), John Legend(vocal), Paul Meyers(g), India Arie(vocal), Justin Timberlake(vocal)etc.

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ●ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ●ラテン系(■ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ラップ系

ブラジリアン・サウンドの大御所セルジオ・メンデスの最新録音盤。
(フュージョン的には若き日のリトナーが70年代に参加していたバンドでもある。)
このアルバムでは最近流行のゲスト・ヴォーカリストを多数起用するという作りをしている。

何といってもこのアルバムを特徴付けているのがラジオでも最近よくかかっていてヒット曲となっているラテンのスタンダード「Mas Que Nada」のラップ・ヴァージョンだ。ブラジル系の曲とBlack Eyed Peasのラップが見事に融合されノリのよいポップな曲に生まれ変わっている。

アルバム全体でも随所にラップを交えながらも、ボサノバなどのブラジル系のリズムもしっかり押さえられていて、そのバランスが絶妙だ。

ボサノバ系の曲ではインディア・アリーが歌うタイトル曲「Timeless」が秀逸。

ラップに抵抗がないなら文句なく楽しめるだろうし、巷に溢れるラップよりははるかに音楽的だ。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay