Junky Funk「Standard Time」VME (DAME7777) 2006 - Japan  
松井秋彦(piano), 音川英二(sax), 岡田治朗(bass), 嶋村一徳(drums)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ●JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●変拍子系

ユニークなジャズ・フュージョン・サウンドが売りのユニット、Junky Funkの最新アルバムはジャズのスタンダード集だ。

スタンダード集とは言っても普通には演奏しないのが、Junky Funk。当たり前のように変拍子のオンパレードとなっている。

ロリンズの「St.Thomas」は7連符系だし、マイルスの「All Blues」は7連レゲエになっているという具合だ。
最初から5拍子の「Take Five」はX3で15拍子になっている。

従来のオリジナル作品のアルバムではリズムだけでなく、メロディーも結構変態系の硬派サウンドだったJunky Funkだが、このアルバムでは変態系なのはリズムだけで、メロディー、コードは聴きなれたスタンダード曲が、妙に爽やかに演奏されている。
かと言って、軽く流すような演奏ではなく、ソロになるといきなり熱い演奏(特にサックスの音川のソロは秀逸)になって、テーマとの対比がコミカルでもある。

こういうスタンダードもあっていいじゃないの、という異色のスタンダード集である。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay