ユニークなジャズ・フュージョン・サウンドが売りのユニット、Junky Funkの最新アルバムはジャズのスタンダード集だ。
スタンダード集とは言っても普通には演奏しないのが、Junky Funk。当たり前のように変拍子のオンパレードとなっている。
ロリンズの「St.Thomas」は7連符系だし、マイルスの「All Blues」は7連レゲエになっているという具合だ。
最初から5拍子の「Take Five」はX3で15拍子になっている。
従来のオリジナル作品のアルバムではリズムだけでなく、メロディーも結構変態系の硬派サウンドだったJunky Funkだが、このアルバムでは変態系なのはリズムだけで、メロディー、コードは聴きなれたスタンダード曲が、妙に爽やかに演奏されている。
かと言って、軽く流すような演奏ではなく、ソロになるといきなり熱い演奏(特にサックスの音川のソロは秀逸)になって、テーマとの対比がコミカルでもある。
こういうスタンダードもあっていいじゃないの、という異色のスタンダード集である。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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