Medeski Scofield Martin & Wood「Out Louder」indirect Records (IR-01) 2006 - U.S.A.  
John Medeski(kb), John Scofield(guitars), Billy Martin(drums,perc), Chris Wood(bass)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ジャム系

ジョン・スコのアルバム「A GO GO」で共演したMM&W+ジョン・スコの組合せがMSMWというユニットとして登場した。

サウンドはMM&W系のアヴァンギャルドな音が中心で、ジョン・スコもいつものウネウネ系ギターにとどまらず、ワウや深いコーラスやディレイなどエフェクターを積極的に駆使した演奏を聞かせている。
キーボードのメデスキも通常のオルガン・サウンドだけでなく、歪んだ音色、ホーンっぽい音など多彩で、インタープレイの中では、たまにギターとキーボードが混ざってぼんやりと聴いているとどちらかわからなくなるような演奏をしている。
リズム陣はレイドバックしたようなノリなのだが、フロントの2人のインプロビゼーションのテンションはアルバムを通してかなり高い。

アルバム後半に収録されているビートルズのカバー曲のバラード「JULIA」が唯一、妙にほっとさせる演奏だったりする。

聴く方にも集中力を要求するようなアルバムなので、元気なときに聴きたい。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay