Donald Fagen「Morph The Cat」Reprise/Wea (49975-2ni) 2006 - U.S.A.  
Donald Fagen(p)、Wayne Krantz(g), Jon Herington(g), Ken Wessel(g), Hugh McCracken(g), Ted Baker(kb), Keith Carlock(b), Freddie Washington(b), Phomus Quaver(vibe), Marvin Stamm(tp), Mark Patterson(tb), Walt Weiskoph(a.sax), Lawrence Feldman(t.sax), Roger Rosenberg(b.sax), Joe Pasato(perc), Gordon Gottlieb(perc) etc.

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ●歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

スティーリー・ダンの片割れ、ドナルド・フェイゲンの何と13年ぶりになる3枚目のリーダー・アルバム。(ちなみに1枚目は82年の名作「Night Fly」。)

フェイゲンのちょっと気だるげなヴォーカル、浮遊感のある独特のエレピのヴォイシングはこの作品でも健在で、期待を裏切らない。

今作の特徴として気が付いたのは、リズム隊のノリで、1曲目のタイトル曲からフレディー・ワシントンの重めのノリのベースがどっしりと真中に構えているように聴こえ、ドラムスのキース・カーロックもそれに呼応してかっちりとタイトなリズムを繰り出していることだ。
この印象はアルバムを通じてかわらず、全体に落ち着いて聴こえ、バラードではかなりしっとりとした雰囲気をだしている。
前作「Kamakiriad」ではハネ系のノリのいいリズムが印象的だったのとは好対照だ。

ところでタイトルの「Morph The Cat」、直訳すると「変身猫」といったところだろうか?意味不明である。

CDとDVD-Audioがセットになった特別仕様盤も同時リリースされている。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay