Grace Mahya「The Look Of Love」Village Music (VRCL11003) 2006 - Japan  
グレース・マーヤ(vocal,piano), 河野啓三(kb), 須藤満(bass), 坂東慧 (drums), 小沼ようすけ(guitars), 越田太郎丸(guitars), 宮崎隆睦(sax), 仙道さおり(perc), Mamadou Lo(perc)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ●歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

女性ヴォーカリスト、グレース・マーヤのデビュー作。
クラッシックなスタンダード曲を中心に取り上げているが、アレンジはグレース・マーヤ自身と河野啓三が手掛けていて、温かみのあるポップなサウンドになっている。

グレース・マーヤのヴォーカルはちょっとブルージーで「Danny Boy」や「Tennessee Waltz」などカントリー・フレイバーのある曲ではノラ・ジョーンズを思わせたりもするが、「Caravan」のような曲では正統派ジャズシンガーのような歌いまわしも披露している。
かと言って、泥臭さやしつこさはなく、さらりとしたあっさり目のヴォーカルで、心地よく聴ける。

バック・メンバーも要注目で見ての通り歴代のT-Squareメンバー ー 安藤 + 小沼というかなり興味深い顔合わせになっている。
随所で小沼や宮崎のソロも光っているし、全曲でサポートする坂東のドラムスが心地よい。

ジャズ・ヴォーカル・アルバムというよりは、もっと現代的でフュージョン・ファン、ポップス・ファンが楽しめるようなアルバムだろう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay