Steve Grossman「Terra Firma」究体音像製作所(QSCA-1030)1975/2006-Japan Reissue   
              

Steve Grossman(Tenoe Sax),Jan Hammer(el-p,synth),Gene Perla(b),Don Alias(ds)

●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B ○ブラック系   ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ●JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系   ○ECM系

このアルバムは国内初CD化とのことですが、初めて聞いてとんでもないアルバムだと思いました。
スティーブ・グロスマンが、ぶっ太いトーンのテナーで、バリバリと吹きまくるアルバムです。
流石にカリスマのテナーというか、当時コルトレーン派と呼ばれていたのもうなずけるような、こうまで鬼気迫る演奏を聴かされるともうノックアウトされてしまういます。これに対抗きる人というと・・・マイケル・ブレッカーくらいでしょうか。

スティーブ・グロスマンの次に聴きどこなのがヤン・ハマー。
Jazz系に参加する初期ヤン・ハマーというと、エレピやオルガン中心の渋いプレイが多く、ジェフ・ベックでヤンを知ったファンからは少々戸惑いがありました。(例えばマハビシュヌ・オーケストラ、ジョン・アバークロンビーなど。)
ところが本アルバムでは、ソロになるとジェフ・ベック「ワイアード」のように、シンセサイザーでの奔放なソロを聞かせてくれます。
また、エレピでグロスマンを煽るようなバッキングも凄いです。
ヤン・ハマーが頑張ることにより、Jazz系といってもかなりエレクトリックな雰囲気になってます。

b,dsはグロスマンフを含むストーン・アライアンスの面々で、パーラもアライアスもハードなプレイを繰り広げます。まさに4者による、インタープレイの応酬ですね。

こんな凄いアルバムが今まで国内でCD化されてなかったのも不思議ですが、こうして聴いてぶっ飛んでしまっただけに、この再発は非常にありがたいです。

# 昨年のグロスマン関連の再発がまだまだ続いている感じですね。(TKO)
 
 
   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out_of_melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay