森園勝敏 With Bird's EYE VIEW「SPIRITS」ローヴィング・スピリッツ(RKCJ-6019)1981/2006−Japan Reissue  
              

森園勝敏(g,perc),中村哲(key,sax),秋元良一(b),相良宗男(ds),マック清水(perc),
ジェイダ(b-vo),スージー・キム(b-vo),菊谷淳子(b-vo),館野江里子(b-vo)

○骨太いストレート系 ●明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B ○ブラック系   ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ●ロック系   ○ECM系

嬉しいアルバムが再発されました。
元プリズムの森園勝敏のソロ・アルバムで、これまで確かCD化されなかったアルバムだったかと思います。
他の森園のアルバムとはちょっち雰囲気が違い、ボーカル曲がフィーチャーされ、サウンドも明るくライトで爽やかな、かつAORなFusionアルバムになっています。

このアルバムの出た当時は、例えばラーセン=フェイトン・バンド、リー・リトナーの「RIT」のようなAOR的なサウンドや、またECM時代のパット・メセニーのようなライトで透明感のあるサウンドがもてはやされ始めた時期だったかと記憶してます。
なので、このアルバムも出た当時は同じ気持ちで聴いた記憶があります。

このギター・サウンドですが、コーラスのエフェクトとシングル・コイル・ピックアップの硬質なトーンがあいまって、とても涼しげで心地良いですね。
ちなみにジャケットに写っている森園が持っているギターは、当時YAMAHAの新製品で、ヘッドはギブソンっぽく、ボディはストラトキャスターのようにアームがついてシングルコイルのピックアップということで、ちょっと気になったギターであります。このギターをこのアルバムで使ったのか、もしくはジャケットの写真だけなのかは不明ですが、なにか懐かしい気持ちになりました。

また、ボーカル曲もアップテンポでなにか楽しい気持ちになります。
それとリズムボックスにカリンバ、マリンバで遊んだような曲がありまして、当時は実験的な曲と思いましたが、今聞くとちょうどアルバムの真ん中で、ちょっとしたアクセントに良いなと思いました。

多分、森園のアルバムのなかでは地味な1枚(だから今までCD化されなかった?)と想像するのですが、中身はフレッシュで心地良いです。
そしてサウンドが爽やかなので、このアルバムの聴くのに最適な季節は、やはり夏じゃないかと思います。
今からはやく夏に聞きたい!ということで楽しみです

# 朝の通勤時に聞いてると、なにかウキウキした気分になります。(TKO)
 
 
   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out_of_melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay