80年代の初期にニューヨークで活動していたラテン・フュージョン・バンドの初CD化作品。
エレクトリック・バンド加入前のデイブ・ウェックル、ソロ・デビュー前のミシェル・カミロを擁していたバンドで、勢いのあるラテン・フュージョン・サウンドを売りに今は伝説となってしまった、ミケールズやセブンス・アヴァニュー・サウスを拠点にライブを行なっていた。
筆者は幸運にもミケールズでこのバンドのライブを見たことがあるのだが、ウェックル、カミロ、A.ジャクソンに2人のパーカッションが絡むリズム陣は圧倒的で強力無比だった。
またホーン・セクションはライブでは一定ではなく、筆者が見たときはパキートが吹いていたし、ライブによってはボブ・ミンツァーやウィントン・マルサリスが加わったりもしていた。
マンハッタン・トランスファーやカミロのソロでも有名な「Why Not」はこのバンドの十八番で、本作の1曲目に収められているが、個人的にはホーン・セクションがはいったこのフレンチ・トーストのヴァージョンが一番好きだ。
参加メンバーの割りには知名度の低い作品で今回初めてのCD化になるが、フュージョン史の中の隠れ名盤として抑えておきたい1枚だ。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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