Keefe Marzell & Vintage s.j.a「Drawn Windows」Vintage Record (62874-07914-2) 2006 - U.S.A.  
Keefe Marzell(drums), Marcus Abernathy(kb), Terome T-Bone Hannon(bass), Rocky Henton(g), Lenny Price(sax), Kevin Crosby(kb), Tim Bowman(g), Jeremy Durr(g), Joe Otis(program), Norma Jean Bell(sax), Prince Edward Tate(bass), etc.

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ●ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●スムース系

スムース系ドラマーのリーダーアルバム。

オープニングから4曲目までは典型的なスムース系サウンドが続く。
その4曲目のバンド名にもなっている「Vintage」という曲は、なかなか秀逸だ。
オクターブ奏法のギターがテーマを取るいかにものスムース系の音なのだが、小気味いいリズムの上にのったメロディーラインがよい上に、ティム・ボーマンというギタリストのノーマン・ブラウン系の粒立ちのそろった切れ味のよい高速フレーズが心地よい。

5曲目のスラップ・ベースの効いたイントロの曲から少しリズムが強調されだしてファンク色が強い曲調となる。いわゆるスムース系とは若干赴きが変わった雰囲気だ。
7曲目の「New Jazz Swing」にいたってはドラム・ソロをバックにラップをやっているというかなり変わった曲だ。
8,9曲目はスムース系に戻るが10曲目はハードなスラップ・ベースのソロのみの短い曲でまた驚かされる。

スムース系の一辺倒ではなくファンク、ラップのスパイスを効かせたアルバム構成で意外性のあるアルバムと言えるだろう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                       Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay