ラテン・グラミーを受賞しているフルート奏者、ネスター・トレスの最新作。
ラテンの枠を大きく超えたクロス・カルチャー的なサウンドで、ラテン、ポップ系のダンサブルなサウンドに中近東、スペイン、日本などの要素がミックスされている。
何といっても驚かされるのが「Lotus Sutra Of The Wonderful Law」で、何となく日本を感じさせるメロディーから始まったなと思っていると「南無妙法蓮華経」というコーラスが加わり、お経ラップともいえるようなサウンドがラテン系パーカッションをバックに繰り広げられる。
ライナーノートに「Special Thank You to Dr.Daisaku Ikeda」とあるので、宗教的バック・グラウンドがあるようだが、かなり斬新なサウンドであることは確かだ。
「A Window's Meditation」という曲ではまるで尺八を連想させるようなメロディー、ヴィラートでフルートを演奏しているし、
「Medicine Man」という曲では尺八と同時にアメリカン・インディアンのような雰囲気も感じさせ、まさにボーダーレスなサウンドになっている。
数多くの要素を随所にちりばめながらも全体のサウンドはポップで聴きやすくまとめられていて、何ともおもしろいユニークな作品だ。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
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Interplay |
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