Yellowjackets「Twenty Five」Heads Up (HUCD3112) 2006 - U.S.A.(CD/DVD)  
Bob Mintzer(t.sax,EWI), Russel Ferrante(kb), Jimmy Haslip(e.bass), Marcus Baylor(drums)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

西海岸を拠点とするフュージョン・バンド、イエロージャケッツの25周年記念盤のライブ・アルバムでCDとDVDがセットになっている。アメリカ盤のDVDもリージョン・フリーになっているので日本仕様のDVDプレイヤーでも再生可能だ。
DVDは2005年10月7日のイタリアで録音で8曲、CDは同10月17日のパリでの9曲が収録されている。

曲目は25週年記念ということもあって新旧のレパートリーがバランスよく散りばめられている。
CDとDVDは全く違う日の演奏が収録されている上に曲目も結構違っているので2倍楽しめる上に、DVDにはボーナストラックとして91年の「Green House」のPV、94年、95年、97年のライブ映像が4曲収められている。

一応ボーナスDVDということになっているのだが、CDよりもDVDの方が収録曲数も多く、新旧メンバーのインタビューもたっぷり入っているのでかなりお買い得な内容だ。
そのインタビューの中ではロベン・フォードがイエロージャケッツ結成のいきさつ、またその後何故脱退したかを語っている部分が興味深い。

DVDではデビューアルバム「Yellowjackets」から「Matinee Idol」、「Imperial Strut」の2曲、「Four Corners」からの「Out Of Town」とフュージョン色の強かった時期の作品が演奏されており、これらの曲はCDにははいっていないので、全体を通して聴くとDVDの方がかなりフュージョン色が強い印象を受ける。
一方、CDの方は、よりアコースティック・ジャズよりの最近のイエロージャケッツのサウンドがより濃くでているように感じる。

25年の歴史の中でかなりサウンドが変遷してきたバンドのいろいろな面を聴くことができる内容盛り沢山のアルバムだ。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay