Chick Corea & Touchstone「Rhumba Flamenco」Chick Corea Production(CCP-001)2005 - U.S.A.
              

Chick Corea(p),Tom Brechtlein(ds),Carles Benavent(b),Jorge Pardo(sax,flute),
Ruben Dantas(perc),Gayle Moran Corea(vo)

○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ●骨太系と爽やか系の中間
○R&B ○ブラック系   ○歌物・NAC/AOR 系
●ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系   ○ECM系

チック・コリアが、タッチストーンというバンドで海外でライブを行っているのは、本サイト2005/2/14に紹介されています。
そのタッチストーンのライブ・アルバムは、当時は限定発売でいずれ全世界で発売予定でしたが、現在いまだに全世界発売されていません。
しかし、そのCDはチック・コリアのサイト限定で販売しています。(http://www.chickcorea.com/)
(もしくはチックのコンサート会場で入手可能なようです。前回のエレクトリックバンド公演ではありませんでしたが。)
なので海外輸入にはなりますが、個人で入手可能であることがわかったので早速入手しました。

この2枚組CDは、非常に内容が濃く、またラテン・タッチのチック・コリアが楽しめます。
特にチックのアコースティック・ピアノの冴えは、ここ数年のアルバムの中ではピカイチに思います。

タッチストーンは20分を超える圧巻の演奏です。この曲のライブ・バージョンが聞けるということだけでも価値は大です。
また、エレクトリックバンドでも演奏している"Alan Corday"のタッチストーン・バージョンも入魂の出来になっています。
それと懐かしい"You're Everything"(「Light As A Feather」収録)は、チックの奥方ゲイル・モランが歌いますが、ゲイルの声は透明感溢れ、衰えなどまるで無い、素晴らしい歌声には嬉しくなってしまいました。
あと懐かしいメロディと思った"Blanca Con Puntillo"はよく調べると、これは未CD化の「Again And Again」からの選曲。このアルバムは思い入れが強く、早くCD化を望んでいるだけに、その中の曲が取り上げられなんて驚きました。

それにしても最近のチックのアルバムと比べても、本作はなんと出色の出来でしょう。
なのに、こんな傑作をメジャー・レーベルでは売り出されないなんて、不思議としか言い様がありません。
いや、もしかしたらレーベルと契約による制約が無いだけに、自由に音楽を創造した結果かもしれませんね。
海外輸入となると配送料によりちょっと割高になりますが、チック・ファンであれば是非とも入手しておきたいCDに思います。

# こういうのはチックの自主制作盤というのでしょうか? でも内容はあまりに素晴らしいです。(TKO)
 
 
   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out_of_melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay