T-SQUARE「Blood Music」ヴィレッジ・レコード (VRCL-10007) 2006 - Japan -CD/SACD Hybrid  
安藤まさひろ(g)、伊東たけし(sax,ewi)、河野啓三(kb)、坂東 慧(drums)
Guest:田中晋吾(bass)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ●ロック系        ○その他

昨年のCrossover Japanでのステージを見て以来、現メンバーでのT-SQAUREにはロックがハマルと感じていたのだが、32作目となるニュー・アルバムが、その期待通りのロック色の強い作品として登場した。

1曲目「Prince Vlad」のへヴィーメタルなナンバーを始めとして全編を通して安藤はディストーションを効かせたロック色の濃いギターを弾きまくっている。
また伊東もほとんどの曲でEWIを中心に吹いていてエレクトリックなサウンドだ。
ドラムスの坂東の重くタイトなリズムと、元プログレバンド、KENSOに在籍していたという河野のキーボードもロックしている。3曲目「Revenge」のオルガンはまるでジョン・ロードのようだ。

ギターとEWIのユニゾンで奏でられる安東節とも言えるメロディアスなラインのテーマも健在だ。

前作「Passion Flower」がかなりゆったりとした大人の作品だっただけに、T-SQAUREのロック系の曲が好きなファンにはたまらないアルバムだろう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                   Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay