Art Farmer & Jim Hall「Big Blues」King Record/CTI (KICJ2186) 1978/2006 reissue - Japan  
Art Farmer(tp), Jim Hall(guitar), Mike Moore(bass), Steve Gadd(drums), Mike Mainieri(vibe), David Matthews(arrange - 1曲のみ) (kb)


  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●CTI系

アート・ファーマー、ジム・ホール2人の名義でCTIで録音された作品の再発。 内容はCTI風の軽いジャズなのだが、ジム・ホールの存在感はあまりなく、アート・ファーマーばかりが目立っている。

フュージョン的に注目なのはマイニエリ、ガッドの参加なのだが、マイニエリは大きくフィーチャーされていて、ジム・ホールよりも前に出ているくらいだ。

ガッドは基本的にはあまり前に出ずバックに徹しているような演奏だが、ガッドの生み出す独特の4ビートのノリがアルバム全体を支配していて、伝統的な4ビートとは違ったCTIならではの雰囲気を作るのに大きな役割を果たしている。
またマイニエリのソロのバックで時折煽るところがあるのだが、そこだけはいきなり後年のStepsを思わすような演奏を聴くことができる。

収録はたったの4曲、計35分足らずの演奏でこの頃のアルバムは短い。もう1曲くらい聴きたいと思わせる余韻を持って終わってしまう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay