Austin Peralta「Mantra」Eighty-Eight's(VRCL 18836)2006 - Japan  
              

Austin Peralta(p),Buster Williams(b),Ronald Bruner Jr.(ds)
Marcus Strickland(ts),Steve Nelson(vib)

○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B ○ブラック系   ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ●JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系   ○ECM系

東京Jazz2006に出演したオースティン・ペラルタの第2作目が早くもリリースされました。
1枚目はピアノ・トリオでしたが、今回はピアノ・トリオにも加えてテナーサックス、ビブラフォンが入った曲もあります。共演者はベテラン・ベーシストのバスター・ウィリアムス以外はあまり知られて無い存在ですが、ドラムのロナルド・ブルーナーJrは今年の東京Jazz2006で凄いドラムを聞かせただけに期待が高まります。

CDは、近年のJazz系では無いようなストレートなハードバップで始まり、ビックリするのと同時に嬉しくなります。CD前半は、テナーサックス、ビブラフォンなどが入るクインテット編成で、60年代新主流派Jazzの雰囲気が漂います。

聴き所はハービー・ハンコック「バタフライ」のアコースティックJazzバージョンでしょう。
楽器の違いはあるものの、おかしく曲をいじることなく、そのままハンコックの曲をアコースティックに焼き直した演奏です。これがまた味わいある演奏で、ハンコック好きには耳を通しておきたいところです。

それと後半はペラルタを中心としたピアノ・トリオになります。ジョン・コルトレーン「アフロ・ブルー」をピアノ・トリオで演奏するのですが、これがまた崩し方が面白く、ペラルタのセンスと才能を感じます。

まだデビューして2作目なのに、なかなかJazzを・・・それもカッコよくて面白いJazz感じさせてくれる作品です。

# 年齢的にも若いので、これからがまた更に楽しみになってきました。(TKO)
 
 
   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out_of_melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay