Janis Siegel「A Thounsand Beautiful Things」Telarc (CD83630) 2006 - U.S.A.  
Janis Siegel(vocal), Edsel Gomez(piano), John Benitez(bass), Steve Hass(drums), Luisito Quintero(perc), Edmar Casteneda(Columbian Harp), Brian Lynch(tp) etc.

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ●歌物・NAC/AOR 系       
  ●ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

マンハッタン・トランスファーの一員、ジャニス・シーゲルの9枚目にあたるソロ・アルバム。 ビョーク、ポール・サイモン、スティーヴィー・ワンダー、スザンヌ・ヴェガ、アニー・レノックスなどのポップス系のラブ・ソングがラテン系のアレンジでセンスよくまとめられている。

マンハッタン・トランスファーでは正確無比のハーモニーと切れ味のよい節回しと、どちらかというとドライな印象のあったヴォーカリストだが、このアルバムでは意外なほど瑞々しく艶っぽい。
特に1曲目のビョークのカバー「Hidden Place」が魅力的で印象に残り、聴き終わったあとでも無意識に口ずさんでしまう。

またバックのラテン系のミュージシャンも好演していて、ヴォーカルのバックでも演奏のほうにも思わず耳がいってしまうようなノリのよいところが随所にあって聴き応えがある。

全体に完璧なヴォーカル、センスよいアレンジ、ポップで現代的な楽曲、ジャズとラテンの感性、ノリのよいタイトな演奏が高い次元でフュージョンしている作品と言えるだろう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                       Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay