2006 Best Albums
ちっく

普段からピントのズレテル感のある私の2006年ベストアルバムです。

ABE RABADE TRIO「PLAYING ON LIGHT」

気持ちよい 僕の好きなタイプのピアノトリオです。
どうやらスペインの人らしい。
知的なフレージング、気持ち良い適度な緊張感。
軽快で。取っ付きにくさもなし。かっこいい。

http://www.aberabade.com/

Marialy Pacheco Trio「Bendicioness(Blessings)」

何度も言っておりますが、キューバのピアニストは素晴らしい人が多いですね。
マリアリ・パチェコはハバナ生まれの女性ピアニスト。
ゆったりとした、雰囲気のなんとも円熟味のある演奏
憂いのボーカルまで聞かせてくれます。
え?20代なの? これからが楽しみでありますね。

Chick Corea「Ultimete adventure」

60歳を超え、まだまだチャレンジングなチック・コリア
また新しい世界を見せてくれました。
トータルなファンタジーアルバム。絵本を読んでいる感じがしますね。
今回は北アフリカやアラブアンダルシア音楽の風味も感じられます。
(僕自身良くわかっては、いないんですけどね)
細かいジャンルやスタイルにとらわれず、自由に自分のやりたい音楽を今まで以上にやってもらいたい。と思いますね。 
余談ですが、ボーナストラック(日本盤)はトータルアルバムとしての趣旨から外れているように、感じるのは僕だけでしょうか?

Chick Corea&Trondheim Jazz Orchestra「Live in Molde」

ビッグバンドは、いまひとつ遠慮していた私ですが、これはいいですね。
チューバやフレンチホルンも加わって、ギル・エヴァンスみたいね。
普段語られるビッグバンドジャズから距離をあって、そこも魅力。
ヨーロッパの匂いがして、いい感じです。コリアの有名曲ばかりでそれもいい。
いままであるようで、なかった、いい作品です。
コリアはMCもしてて、Orchのメンバーになりきって自由に弾いているのもいいですよ。

石井幸枝「AMOROSA」

日本を代表するブラジル音楽、ショーロフルーティストの石井幸枝の3作目です。
冬のリリースで、この手の音では不利な発売時期ですが(笑)
上質なのに、親しみやすいアルバム。全体的に軽い音に仕上がっていますが、音のツボはしっかり押えています。
彼女の骨太で(失礼)男らしい(またまた失礼)フルートの音が、まるでパンタナルを吹き抜ける風のようです。
特に叙情的な曲でのアルトフルートの音は、凄まじい美しさです。
スムースジャズファンにお薦めしたい一枚です。

http://homepage3.nifty.com/yoseido/newpage5.htm




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