Spyro Gyra「Wrapped In A Dream」Heads Up(HUCD3107) 2006 - U.S.A.  
Jay Beckenstein(sax), Tom Schuman(kb), Julio Fernandez(guitar), Scott Ambush(bass), Josh Dion(drums), Cyro Baptista(perc), Dave Samuels(vibe,marimba), Nathan Ekfund(tp), Eric Oliver(tb), Ludwig Afonso(drums)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●スムース系

ジェイ・ベッケンスタイン率いるスパイロ・ジャイラの1976年のデビュー作以来25作目となるニューアルバムだ。
オリジナル・メンバーはもはやベッケンスタインのみとなってしまっているが、ジェレミー・ウォールは曲を提供しているし、初期からのメンバー、トム・シューマンは全曲に参加している。

このアルバムはファンキーでアーシーなサウンドが印象的で、R&Bっぽさが前面にでている。特にギタリストのフリオ・フェルナンデスの色が今まで以上に強くでているように感じる。
初期の「Morning Dance」に代表されるようなカリプソ系の爽やかなサウンドはほとんど影をひそめていていると言っていいだろう。

ブルージーなオルガンの使い方が特徴的な曲、トランペットとの2管編成の曲やトロンボーンを入れた曲、フラメンコ調の曲などいろいろな試みをやっていて、サウンドは変化に富んでなかなか味のあるサウンドに仕上がっている。

5.1のマルチチャンネルのSACD Hybrid盤も同時リリースされている。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay