おがたたけろう「Texture」究体音像製作所(QSCJ2002) 2005 - Japan   
おがたたけろう(perc,kb, bass, vibe), Nadja(voice), Takahito Mori(guitar), Tatsuto Shiina(bass), Toshiyuki Sasaki(drums), Katsura(voice), Kaori Sakakibara(voice), Yusuke Nagai(voice), Kiyoshi Hamamura(a.bass), ari(voice)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ●ラテン系(■ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ワールド系

これをラウンジ・ミュージックというのかそれともクラブ・ジャズというのか、それともフュージョンと呼ぶべきなのかはよくわからないが、とにかく一聴して心地よいサウンドのアルバムだ。

アルバムのかなりの部分がリーダーのパーカッショニスト、おがたたけろうによる多重録音でできていて、その上に女性のヴォイスやギターがのっているのだが、そこから湧き上がってくる独特のグルーヴ感、浮遊感が何とも言えず気持ちよい。
ブラジル系のリズムをベースに何かちょっと古めかしく懐かしかったり、ナンド・ローリアや「Letter from Home」あたりのPat Metheny Groupを連想させるようなサウンドが顔を出したりもする。

軽く聞き流しても楽しめるし、じっくり聞いていると綿密に作りこまれたサウンドのTextureが見えてくるのも面白い。

トータルで40分といういまどきのCDとしては短めの収録時間なのだが、ほんとにあっという間にその40分の時が経ってしまうようなアルバムだ。 (橋 雅人)

おがたたけろうのウェブサイトはhttp://www.musique.nu/

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay