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上原ひろみ「Spiral」Telarc(CD83631) 2005 - Japan |
上原ひろみ(piano, synth), Tony Grey(bass), Martin Valihora(drums)
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系 ●プログレ系
ピアニスト、上原ひろみの3枚目のアルバムは意欲作でかなり聴き応えのある作品だ。
全編オリジナル曲で、アルバムのメインとなる組曲「Music for Three-Piece-Orchestra」は4パート計30分近くにも及ぶ大作。
またその他も10分近い長尺の曲が並んでいて、そのいずれもが複数の印象の異なるパートで構成されていてクラシックやプログレ・ロックを連想させるような作りになっている。
ジャズ、クラシック、プログレ・ロック、ファンクの感覚が混在した上原ワールドも健在だ。
ただ前作「Brain」の1曲目におかれていたファンク・ナンバー「Kung-Fu World Champion」の続編ともいえる「Return of Kung-Fu World Champion」は作品の最後におかれていて、それ以外はアコースティック・ピアノを中心に演奏されており、全体としてはよりアコースティック色を強く感じさせる。
上原のピアノは従来の高速でパワフルな面も聞かせながらも、この作品ではよりリリカルな表現力に重きをおいているようにも聴こえる。ジャズのイディオムを中心にしながらもクラシカルな面も随所で顔を覗かせているような演奏だ。
また今回はレギュラー・バンドでのトリオ編成にこだわったようで、全曲3人のみでのスタジオ録音になっている。
トニー・グレイ、マーティン・バリホラの演奏は上原に劣らずパワフルかつタイトで将来の楽しみなプレイヤーだ。
初回限定でついているDVDには「Kung-Fu World Champion」のライブ映像が収録されている。
また日本盤先行発売でアメリカ盤は来年1月のリリース、SACD盤もリリース予定とのこと。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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