Santana & Wayne Shorter「Montreux Jazz Festival1988」Vap(VPBR12334)2005-Japan   
              

Carlos Santana(g),Wayne Shorter(sax),Alphonso Johnson(b),Chester Thompson(key),
Ptrice Rushen(key),Ndugu Chancler(ds),Armando Peraza(perc),Chepito Areas(perc)

●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B ○ブラック系   ○歌物・NAC/AOR 系
●ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ●ロック系   ○ECM系

サンタナとウエイン・ショーターの1988年の共演コンサートのCD2枚+DVD1枚が発売されました。
CDとDVDとも内容は一緒なので、家でじっくり見たい場合はDVD、音だけでいい場合はCDということなのでしょう。

結論からいって、この2人の共演をあまり期待し過ぎるとガッカリ・・・共演らしい共演が3曲くらいで、それ以外はサンタナはサンタナの曲、ショーターはショーターの曲をそれぞれ演奏しているだけでした。
もちろん映像を見ると両者はステージに居るのですが、絡みがないので共演という感じがしません。
きっとなかなか会えない両者だけにリハーサル不足でこうなったのだろうと想像しますが、せっかく同じステージに立つのでもう少し共演があってもと思ってしまいます。

なのであまり過度な期待をしなければ、それなりに興味深いライブです。
まず、バックの顔ぶれが凄いですよね。サンタナ・バンド、Wether Reportの両方を経験しているメンバー(ンドゥグ、アルフォンソ)がいるというのも面白いです。
ンドゥグとの共演が多いパトリース・ラッシュンがいるのも嬉しいし、Tower Of Power〜Santanaという経歴のチェスター・トンプソンの参加も興味深いです。

エレガント・ピープルなんて、なんとオリジナル演奏の3人(ショーター、ンドゥグ、アルフォンソ)がここにいるぞ!という楽しみ方があると思います。
反対にブルース・フォー・サンドバルなんかもオリジナル演奏の3人(サンタナ、トンプソン、アルフォンソ)がいるのでという感じです。

最後のヨーロッパは流石にこの曲ではサンタナ、ショーターの両者のソロがあります。
サンタナはもちろん、ショーターのこの曲でのソロもなかなか良いので、この1曲だけで共演は良かったと思えるかもしれません。

そういう意味ではサンタナにしてもショーターにしてもその他メンバーも含めるとこのライブは一期一会。
こんなメンバーで演奏するなんてそうそうは無いことでしょう。
あまりこういった記録が発売されるということ自体が貴重で、共演が無いとか贅沢を言ってはいけないのかもしれませんね。(さんざん書いといて・・。(笑))
この2人はどちらも好きという方にはオススメの作品です。

# こういう珍しい顔合わせも、ジャズフェスならではですね。(TKO)
 
 
   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out_of_melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay